@ii.systemaのリールは、ある開発者が600億トークンを使い切り、AIでのコーディングに使うルールファイルを公開したと伝えています。リールによると、このファイルはモデルにシンプルな解決策を探させ、ドキュメントを読ませ、利用上限を節約させます。
この開発者はMarcos Hernanzです。VercelでNext.jsに携わっていました。2026年8月2日、彼はXに「After doing ~60B tokens, this is my full AGENTS.md」と投稿しました。投稿には7つのルールがありました。数時間後、「Almost forgot」という言葉とともに8つ目を返信で追加しました。
AGENTS.mdとは
AGENTS.mdは、プロジェクトのメインフォルダに置く普通のテキストファイルです。コーディングエージェントは作業を始める前にこれを読むので、ルールをチャットのたびに書かず、一度書くだけで済みます。Claude Codeは、プロジェクトにCLAUDE.mdがないときにこれを読みます。
8つのルールをやさしい言葉で
- 古いコードを生かし続けない。何かを置き換えたら、古い経路は削除する。動かし続けるためのフォールバックや層を足さない。
- 今の要件を完全に満たす、いちばんシンプルな方法を選ぶ。「念のため」の設定や層を足さない。
- 小さな段階で育てる。まず、最初から最後まで動く最小のバージョンを作る。そのあと、すでに動いているものの上に機能を1つずつ足す。
- 部品を分けておく。それぞれの部品は1つの仕事をする。
- 物事をシンプルに、または信頼できるものにしてくれるなら、よく知られた良いライブラリを使う。理由なく一般的な機能を書き直さない。
- パッケージを追加したり自分でコードを書いたりする前に、プロジェクトにすでにあるものを確認する。ライブラリにできないと決めつける前に、そのドキュメントと型を読む。
- 長い目で決める。あとで捨てる前提の応急処置はしない。
- 何かを設計する前に、実績のある良い製品が同じ問題をどう解いているかを見る。自分で発明せず、その実証済みのパターンを取り入れる。
なぜトークンの節約になりうるのか
これらのルールの多くは、エージェントに書く量を減らすよう求めています。余計な層を作らない、ライブラリを書き写さない、古いバージョンのためだけのコードを残さない。コードが少なければ、次のやり取りで読む量、直す量、説明する量も減ります。リールが「ドキュメントを読む」と言っているのはルール6です。Marcosは、このファイルでどれだけトークンが節約できるかの数字は示していません。
作者からの注意
Marcosは投稿の下にこう書き添えています。このファイルは個人の小さなプロジェクトでしか使っておらず、コードベースを壊したくないなら本番環境では使うべきではない、と。危ないのは1つ目のルールです。実際の製品では、古い経路を削除すると、まだそれを必要としている利用者の環境を壊すことがあります。
使い方
プロジェクトのメインフォルダにAGENTS.mdというファイルを作ります。彼の2つの投稿から8つのルールをコピーし、プロジェクトに合わないルールは書き換えてください。Claude Codeを使っていて、すでにCLAUDE.mdがある場合は、Claudeが両方を読むように次の1行を追加します。
@AGENTS.md